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                                     みさかえ
  七  イエズスの御栄




七一  イエズスのご復活




 安息日のつぎの日、日曜日の朝早く、イエズスさまは復活されました。そのときは、激しい地震が起こり、天から天使がくだってきて、墓の石をとりのけました。その天使の顔はちょうどいなびかりのように輝いていて、着ているものは、まっしろでした。イエズスさまのお墓の番をしてましたが、やがて息をふきかえすと、あわてて町に逃げ帰りました。

 朝早く、マリア・マグダレナとほかの婦人たちは、イエズスさまのなきがらに香油を塗って、ていねいに葬りなおそうと思い、お墓に来ましたが、見ると、あの重い墓石がとりのけられてあります。ふしぎに思って奥のほうへ入ってみると、そこに、二人の天使がすわっていました。婦人たちはびっくりして逃げ出そうとしたとき、一人の天使が言いました、「恐れることはありません。あなたがたは、十字架につけられたナザレトのイエズスをたずねてこられたが、あのかたはもう復活されてここにはおいでにならない。早く帰って、このことを弟子たちに知らせてあげなさい。」

 これを聞いた婦人たちは、驚き、喜び、すぐに弟子たちに知らせようと思って、いそいで帰りかけました。すると途中で突然イエズスさまが現れ、婦人たちに、「あなたがたに平安があるように」とあいさつなさいました。婦人たちは近づいてその足もとにひれふし、拝みました。


一 ご復活祭は毎年春分のあとの最初の満月のあと最初の日曜日に行われます。この日はイエズスさまが復活なさったことを喜び祝う、カトリック教会の一番大事な大祝日です。


二 使徒信経の第五条に、「(イエズスさまは)
古聖所にくだりて、三日目に死者のうちよりよみがえり」とあります。


三 聖歌    公教聖歌集   207   よろこびたたえよ


  ロザリオ 栄えの玄義 第一玄義


 「この一連を献げて、イエズスさまが復活されたことを思い、マリアさまのおん取り次ぎで、私たちに信仰の徳をお与えくださいますように祈りましょう。」



一 イエズスさまは十字架につけられて、完全に亡くなられましたが、三日目に太陽のような光栄の姿で復活されました。墓からお出になったその姿を見た番兵も、目がくらんで倒れるほどでした。イエズスさまを信じていた人たちは、どんなに喜んだでしょう。私たちも神さまのみむねに従った生活をしていれば、世の終わりには、イエズスさまと同じように、光栄の姿で復活します。

 マリアさま。どうぞ私が光栄をもって復活できますよう、私のためにお祈りください。


二 聖歌    公教聖歌集    202   しろたえのきぬに


 アレルヤの祈り
  (公教会祈祷文 12ページ)
  (ご復活祭の前日の昼から三位一体の祝日-聖霊ご降臨後の始めの日曜日-の前日の昼まで、毎日朝昼晩、お告げの祈りの代わりに、アレルヤの祈りをとなえます)


 天の元后喜びたまえ。アレルヤ。
 おんみに宿りたまいしものは。アレルヤ。
 のたまえるごとく、よみがえりたまえり。アレルヤ。
 われらのために天主に祈りたまえ。アレルヤ。
 童貞マリア喜びたまえ。アレルヤ。
 主まことによみがえりたまいたればなり。アレルヤ。
 祈願  おん子イエズス・キリストのご復活をもって世界を喜ばしめたまいし天主。願わくはそのおん母童貞聖マリアによりて、終わりなき命の喜びをわれらに得しめたまえ。われらの主キリストによりて願いたてまつる。アーメン。



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